人はなぜガンになるのか?ミトコンドリア・代謝・免疫力の役割

ガンの原因はミトコンドリアの故障です。

ミトコンドリアは細胞内にある、エネルギーを作る発電力みたいなものです。

ミトコンドリアがエネルギーを作ることで代謝を促し、それが結果的に免疫力の上昇につながり、免疫細胞がガン細胞を処分してくれます。

ガン細胞は健康な体の人にも毎日できています。

もちろん体の細胞と比べたらごくわずかですが。

でもそれが増加し、私たちに悪影響をもたらすことはほとんどありえないです。

参考にしている荒木裕(元ハーバード准教授で今は崇高クリニックの院長を務める)が書いた「ガンにならない本」にはこのようなことが書かれています。

ガンにならないよう、免疫細胞がガン細胞を取り除いて、健康を維持してくれるわけです。

つまり、体の免疫細胞のおかげで私たちの体の健康が保たれているのです。

ただ、何らかの理由で免疫力が落ちるとがん細胞を除去しなくなり、死なないがん細胞は増殖をして体を奪っていくのです。

つまり、ガンの原因は免疫力を衰退させる何かの影響であるということができます。

ガンは免疫力と直接関連し、免疫力は代謝と密接に関係している

代謝は体のエネルギーを作るメカニズムとしてとても重要な役割を果たしています。

代謝はずっと行われており、体が正常に動くために必要不可欠な存在です。

代謝と免疫力には以下のような関係があると言われています:

  • 代謝が上がると免疫力も自然に上がる(免疫力が強くなる)
  • 免疫力が上がると代謝も自然と上がる

この二つに共通するものが実はあります。

それは体温です。

例えば、運動をすると血流がよくなり、体温があがりますよね。

そうなると代謝は上がり、免疫力も上がります。

なぜなら免疫力を維持するために重要な役割を果たす白血球は体温が高いと効率的に働き、逆に体温が低いと働きが悪いのです。

だから体温が下がると風邪をひきやすくなるとよく言われます。

また、体調が悪い時は睡眠をとったり、お風呂に入ったりする習慣が昔から根付いています。

おそらく体温をあげることが体の回復(免疫力が高まること)につながるということが昔から伝わっていた知恵なのかもしれません。

だからと言って毎回病気になり、体温をあげる行動の繰り返しをしていたらキリがないですよね。

ガンも同様、治してからまた新たなガンが発覚、それを治してからまた新たに発覚したらキリがありません。

だからこそ免疫力を低下させているもの、すなわち代謝・体温を低下させている原因というものを理解しなければなりません。

病原が出た時には表の傷を治すのではなく、根本を見つけ、それを治さないと何も治りません。

ミトコンドリアと代謝の深い関係

実は酸素はもともと生物にとっては猛毒だったのです。

ですから、生物が陸で生存するために酸素を処理する仕組みが必要でした。

酸素をうまく利用してエネルギーを作り出すことができたのがミトコンドリアと言われています。

ミトコンドリアを細胞に取り入れることで生物は陸でも生存することができたと言われています。

ミトコンドリアは体の「発電機」とも言われており、電気、言い換えるとエネルギーを生産し1日の生活をしています。

つまり代謝が行われています。

ミトコンドリアの生産がよりよいと体はより元気に動くことができます。

過剰な炭水化物の摂取がミトコンドリアに悪循環をもたらす

まず最初にミトコンドリアのエネルギーを作る仕組みを見てみます。

材料は二つあります。

  • ブドウ糖
  • 脂肪

ブドウ糖は炭水化物を分解するとできます。

無酸素状態でまずはピルビン酸という物質になります。

この過程(嫌気性解糖)でエネルギーが少量できます。このエネルギーを2Xとしましょう。

さらにエネルギーを生み出すには細胞内がアルカリ性の状態、また酸素が十分ある状態でようやくミトコンドリア内に運び込まれないといけません。その際生み出されるエネルギーは38X。

ただし、酸素が十分足りていない環境ではピルビン酸はミトコンドリア内に運び込まれず、結果として乳酸に変化します。

嫌気性解糖がたくさん行われると乳酸がたまり、細胞が酸性に偏り、酸素が足りなくなる状態になります。

そうなるとミトコンドリアが働かなくなり、嫌気性解糖で生産された2Xだけのエネルギーだけでは十分なエネルギーがない状態になります

そうなると、エネルギーの産生システムの統制がきかなくなり細胞が正常でなくなります。

この悪循環によりガン細胞が発生・増殖をします。

考えられることは、糖分の過剰摂取がガンをもたらす根本原因であることです。

脂肪は大丈夫なの?

炭水化物が炭のような燃料だとしたら動物の脂肪は石油のような燃料でとても効率的です。

なぜならブドウ糖のようにピルビン酸がなく、ミトコンドリアがエネルギーを生産する際に必要なアセチルCoA(コエンザイムエー)が含まれているからです。

結論としてはブドウ糖より圧倒的に効率がよく、とてもクリーンなエネルギーを作るのに役立ってくれるのです。

荒木裕先生はこのように語っています。

代謝エネルギーの九十パーセント以上を動物性の脂肪からとりなさい

これで代謝が高まり、体が元気で健康な状態になり、それが維持されることでガンを予防・治療をするのだと。

 

結論

ガンはミトコンドリアという体に必要なエネルギーを発電してくれる細胞小器官の故障からできるものです。

ミトコンドリアは直接代謝と関わっており、代謝が衰えるとそれに比例して免疫力も落ち、今までは簡単に処理できていたガン細胞を免疫細胞が処理できず、ガン細胞はどんどん増殖して体を奪ってしまうのです。

故障の原因は糖分の過剰摂取。

糖分は炭と同じように効率的な燃料ではありません。

酸素が足りないとミトコンドリアに取り込まれず、エネルギーがほとんど生産されず、副産物の乳酸が細胞をどんどん狂わせます。

ミトコンドリアがしっかり働くためにはもっとも効率的な燃料のもととなるアセチルCoAが含まれる動物の脂肪を取り入れることです。

だから動物の脂肪を食べ、糖分摂取を減らすことがガンの予防・治療につながるのです。

今回の記事は荒木裕先生が著者の「ガンにならない本」を参考にしました。

とても興味深く、あまり知らないような体のための情報が詰まっています。ガンを気にされている方・されていない方でもたくさん役立つ情報が入っていると思います。

機会があればぜひ読んでみてください。

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